世界中で遊ばれている『ファイナルファンタジートレーディングカードゲーム』、略して『FFTCG』。
11月17日(金)に発売される最新弾「運命を超えて(Beyond Destiny)」のカード4枚を、FFポータルで先行公開いたします!
今回も『FFTCG』のプロデューサーの景山さんよりご紹介いただきつつ、各イラスト担当からもコメントをいただきましたので合わせてご紹介いたします!
「運命を超えて」カードプレビュー!
皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。『FFTCG』の新しいブースターパックの発売が迫るたびにこちらで新カード紹介の機会をいただいていますが、11月17日(金)発売予定の「運命を超えて」でも紹介できることとなりました。今回は伊藤龍馬さん、小林元さんのカードをそれぞれ2枚ずつ、合わせて4枚お見せしますので、ぜひご覧いただければ幸いです。それではさっそくはじめていきましょう。
【21-053L】バルフレア、【21-055H】パンネロ
まずは伊藤龍馬さんのカード2枚から紹介したいと思います。今回伊藤さんにお願いしたのが『ファイナルファンタジーXII』のキャラクターである【21-053L】バルフレアと【21-055H】パンネロです。こちらのノーマルカードとフルアートカードをご覧ください。
今回の描き下ろしも統一感のある素晴らしいものになっています。いつも書いていますが、機会があればぜひ実際のフルアート版カードを手に取って見ていただければと思います。
さて、それでは『FFTCG』のカードとしてはどのように作られているかを見ていきましょう。まずは【21-053L】バルフレアから。
【21-053L】バルフレアはコスト4、パワー8000の風属性のフォワードで、【ジョブ(空賊)】です。アビリティはオートアビリティとアクションアビリティを1つずつ持ちます。オートアビリティはかなり強力で、あなたのフィールドにバルフレアか風属性のキャラクター1体が出るたびに、対戦相手のコントロールするフォワード1体に3000ダメージを与えることができます。3000ダメージはそれほど大きくないとはいえ、風属性は1ターンに複数のキャラクターを出すことを得意としているので、1ターンに3回くらいは発動しても不思議ではありません。そしてもう1つのアクションアビリティがこの状況を大きく後押しします。手札から【ジョブ(空賊)】1枚を捨てるとあなたのコントロールするすべてのキャラクターをアクティブにできるのです! キャラクターですから当然バックアップも含みますし、バックアップがアクティブになれば追加のキャラクターをフィールドに出しやすくなります。さすがに1ターンに1回という制限つきですが、十分すぎる威力のあるアビリティです。
続いて【21-055H】パンネロです。こちらはコスト2、パワー5000の風属性のフォワードで【ジョブ(空賊)】、【ジョブ(踊り子)】と複数のジョブを持っています。アビリティはフィールドに出たときと、フィールドからブレイクゾーンに置かれたときにそれぞれ発動する2つのオートアビリティを持ちます。フィールドに出たときのアビリティはキャラクター2体を選び、あなたが【ジョブ(空賊)】のフォワードを2体以上コントロールしている場合、それらをアクティブにします。1体はパンネロでいいので条件はそれほど難しくありません。バックアップ2体をアクティブにすればパンネロをキャストするのに使った2CPを補うことができますし、コストでダルにすることが必要なアクションアビリティを持つキャラクターをアクティブにして、もう1回アビリティを使うというテクニックも可能です。そしてもう1つのブレイクゾーンに置かれたときに発動するアビリティですが、こちらはブレイクゾーンからコスト3以上の【ジョブ(空賊)】を1枚手札に戻すことができます。コスト3以上なので自分自身を戻すことはできませんが、【21-053L】バルフレアの【ジョブ(空賊)】を捨てるアクションアビリティとも相性がよく、これまで何度かトーナメントシーンを席巻している【ジョブ(空賊)】デッキが再び脚光を浴びることになるかもしれません。
【イラスト担当:伊藤龍馬】
◆【21-055H】パンネロ
何枚か同時に依頼を受けたのですが、このパンネロが最初に決まり、他のキャラクターのテイストもこのパンネロに合わせてできました。『ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウィング』版のパンネロなので、少し成長したイメージで拵えました。気に入ってもらえたら嬉しいです。
◆【21-053L】バルフレア
パンネロのテイストがやわらかめの色を意識的に多めに使ったので、テイストを合わせるときに、こちらは色のイメージでやわらかくならないように意識しました。カード自体も強いので多くの人のデッキで活躍して欲しいです。
【21-091C】黒騎士、【21-118H】レイラ
続いて小林元さん描き下ろしの2枚を紹介します。小林さんには『ファイナルファンタジーII』に登場するキャラクターを描いていただきました。ゲームスタート早々にプレイヤーへ絶大なインパクトを与えてくるモンスター【21-091C】黒騎士と、フリオニールたちの仲間になる海賊の【21-118H】レイラです。こちらがそのイラストになります。
月を背にした黒騎士の威圧的な雰囲気と、意志の強いレイラの表情が印象的ですね。奥行きを感じられるレイアウトなので、実物のカードを楽しみにしていただければと思います。
それでは引き続きカードゲームとしてのこれら2枚を見ていきましょう。まず【21-091C】黒騎士はコスト2の雷属性のモンスターです。フィールドに出たときにコスト2以下のフォワードかモンスターをブレイクできます。このアビリティだけでもそれなりに便利なカードですが、フィールドに出たあとにもアクションアビリティでもう一仕事してくれます。コストは自身をブレイクゾーンに置くのに加え雷2CPを含む5CPと少々重いのですが、フォワードかモンスターを無条件で1体ブレイクできるので、ゲームの決め手となる可能性も十分あります。雑な言い方をするなら7CPでコスト2以下のフォワードかモンスター1体と、好きなフォワードかモンスター1体をブレイクできる、と考えると相当なポテンシャルを感じることができます。
続いて【21-118H】レイラを見ていきます。レイラといえば一時期【6-126R】レイラが【4-133C】バイキングたちを引き連れて大暴れしていた環境もありましたが、今回の【21-118H】レイラもそうなる可能性があると思います。【21-118H】レイラはコスト3、パワー4000の水属性のフォワードで、フィールドに出たときに【ジョブ(海賊)】か【カード名(バイキング)】1枚をサーチし手札に加えることができます。【ジョブ(海賊)】はそれほど多くないですがこのセットにもほかの【ジョブ(海賊)】がいるので、それらと組み合わせることも可能です。
また、水属性のフォワード1体がアタックするたび、対戦相手のコントロールするフォワード1体のパワーを-1000することができます。1000はそんなに大きい数値ではないと思うかもしれませんが、こちらのフォワードがアタックしやすくなるなどのメリットを考えれば、なかなか侮れません。
【イラスト担当:小林元】
『ファイナルファンタジーII』から黒騎士と女海賊レイラです。
黒騎士はゲーム開始直後、圧倒的な力で主人公たちを倒してしまう恐怖の存在なのですが、今回のイラストでは彼らが主人公たちを追跡している所をイメージして描いてみました。
レイラの方は、出会った直後の船上でのイベントシーンをイメージして描いてみました。
原作では手下に任せっきりで自らが主人公たちに襲い掛かってくる事はなかったのですが、そこは自由に描かせていただきました。すごく楽しんで自由に描いていたのですが、そのせいか、今このコメントを書いている最中に利き手が間違っていることに気づいてしまいました。本当にすみませんでした!!
今回紹介した4枚のカードですが、どれもイラスト、アビリティともに素晴らしいのでぜひ使ってみてください。11月17日(金)発売予定の「運命を超えて」に収録されているのでぜひよろしくお願いします。それではまた次のブースターパックでお会いしましょう!
「運命を超えて」の詳細はこちらから!
FFTCGとは?
ファイナルファンタジーシリーズに登場するキャラクターや召喚獣を駆使して、1対1で対戦するカードゲーム。お馴染みのキャラクターのカードを集めるコレクションとしての要素だけでなく、ルールはシンプルながら奥の深いゲーム性による、カードゲームとしての面白さが最大の魅力。
公式イラストレーターによる描き下ろしイラストも大好評!