世界中で遊ばれている『ファイナルファンタジートレーディングカードゲーム』、略して『FFTCG』。
8月12日(金)に発売される最新弾「反撃の雄たけび(Rebellion’s Call)」のカード3枚を、FFポータルで先行公開いたします!
今回も『FFTCG』のプロデューサーの景山さんよりご紹介いただきつつ、各イラスト担当からもコメントをいただきましたので合わせてご紹介いたします!
「反撃の雄たけび」カードプレビュー!
皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。この場をお借りしまして8月12日発売予定の最新ブースターパック「反撃の雄たけび」から、注目のカードをご紹介させていただきます。今回取りあげるカードは皆川史生さん描き下ろし『ファイナルファンタジーXI』の【17-023H】学者と【17-043H】踊り子。そして梶本ユキヒロさんの【17-091L】エクスデスになります。皆川さんは『FFTCG』初登場となりますが、『FFXI』ユーザーの方にはおなじみかと思います。
それでは最初に皆川さんの素敵なイラストのカードを見ていきましょう。
【17-023H】学者
【17-043H】踊り子
学者と踊り子、どちらも『FFXI』を強く思い起こさせる素敵なイラストになっていますね。特にフルアート版のカードは、ノーマル版ではテキストボックスで隠れる部分も確認できるのでコレクションにはオススメです。手に入ったらぜひ細部までご確認いただければと思います。
さて、ゲームでの能力ですが、それぞれ順を追って見ていきましょう。まず氷属性の【17-023H】学者です。2コストでパワー5000ですが、フィールドに出たときのオートアビリティに1CPかかるのでたいていは実質3コストで運用されると思われます。そのオートアビリティですが、氷属性らしくフィールドに出たときに氷属性のCPを1つ支払えば、対戦相手は無作為に手札を1枚捨てなければいけません。無作為というのはけっこうやっかいで、自分の手札の中で一番不要なカードを捨てられるとは限らない、むしろその可能性のほうが低いというのは地味ながら戦局を左右しかねません。一般兵なのでフィールドに出すための制限がないのも強みです。さらにDamage 3でフォワードをダルにするアビリティもあるので、フィールドに出た後も仕事をしてくれる優秀なカードと言えるでしょう。
もう1つの風属性の【17-043H】踊り子ですが、こちらは3コストパワー7000で、同じように1CP要求するオートアビリティとDamage 3で得るアクションアビリティを備えています。オートアビリティはキャラクターを最大3体までアクティブにするというものです。バックアップを起こしてCPを再び生み出せるようにしたり、ダルが必要なアクションアビリティを再度使用するためにアクティブにすることもできます。そしてDamage 3のアクションアビリティは【ジョブ(踊り子)】か【カード名(踊り子)】をダルにすることでフォワード1体のパワーを1000増やすことができます。もちろんこのカードをダルにすることも可能です。数も増えてきましたし、そろそろ踊り子デッキが活躍し始めるかもしれませんね。
【イラスト担当:皆川史生】
今回のテーマは、「○○(ジョブ名)!!後ろ~!後ろ~!!」です。
『FFXI』では沢山関わらせていただきましたが、今回も好きに描かせてもらえて光栄の極みです。
続いて梶本ユキヒロさんの【17-091L】エクスデスを紹介しましょう。こちらもまずはイラストをご覧ください。
【17-091L】エクスデス
下から見上げる構図になっており、視覚的にもエクスデスの強大さを感じることができるイラストとなっています。見応えのあるレイアウトなので、こちらもぜひフルアートカードをご覧いただければ幸いです。
それでは続いてカードの能力を見ていきましょう。コスト4でパワー8000の標準的なスペックを持っていますが、備わっているアビリティはあまり例を見ないものとなっています。まず、エクスデスはゲームから除外されているカードが10枚以上あるとパワーが10000になります。そしてエクスデスはフィールドに出たときに、すべてのプレイヤーのブレイクゾーンにあるキャラクターカードをゲームから除外します。つまり、フィールドに出たときに合わせて10枚除外できればパワー10000になるのです。このゲームは手札を捨ててコストにあてるので、たいていゲーム中盤には自分と対戦相手でそれぞれ5枚程度のキャラクターカードはブレイクゾーンに置かれていることでしょう。
とはいえ単にパワーが大きいだけだとそこそこのカードでしかありません。しかし【17-091L】エクスデスはさらにゲームから除外されているカードが20枚以上あると、あなたのターン終了時に対戦相手のキャラクター1体をゲームから除外させることができるのです。1度除外されたカードは基本的にゲームに戻ってきませんので、このアビリティの条件を満たしたら毎ターン対戦相手のキャラクターが1体ずつゲームから除外されていくのです!
【イラスト担当:梶本ユキヒロ】
『FFV』はシリーズ中最もプレイしたタイトルであり、また今回初めて『FFTCG』で敵役を描かせていただくということでとても張り切って挑みました。
が、エクスデスはこれまでで一番苦戦したイラストだったように記憶しています。
正確に描写しようとしても解釈を新たにしようとしても、どうしても生命のあるキャラクターにならず迷走しました。
今見ても紆余曲折のあとが見て取れるのですが、ある意味こういった不定形なところもまたエクスデスらしいのかな…と思ったりしています。
あとは、暗いながらも煌びやかにしたいと思って色を置いたのですが、そこは描いていて楽しかったように思います。
今回も機会をいただき、皆川さんと梶本さんの描き下ろしを紹介しました。もちろんここで紹介したカード以外にも「反撃の雄たけび」には多くの描き下ろしカードが封入されています。お楽しみに!
「反撃の雄たけび(Rebellion’s Call)」の詳細はこちらから!
FFTCGとは?
ファイナルファンタジーシリーズに登場するキャラクターや召喚獣を駆使して、1対1で対戦するカードゲーム。お馴染みのキャラクターのカードを集めるコレクションとしての要素だけでなく、ルールはシンプルながら奥の深いゲーム性による、カードゲームとしての面白さが最大の魅力。
公式イラストレーターによる描き下ろしイラストも大好評!