『ファイナルファンタジートレーディングカードゲーム』の初の公式アートブック「FINAL FANTASY TRADING CARD GAME ANNUAL 2018-2020 Original Illustration Art Book」が12月11日(金)に発売となります!
総勢12名のイラストレーターによる『FFTCG』の描き下ろしイラストが収録されている本アートブックは『FFTCG』プレイヤーはもちろん、アートが好きな方にもぜひお手に取っていただきたい一冊です。
FFポータルチームにもサンプルが届きましたので、中身をちょっとだけお見せしちゃいます!
▲表紙。ずっしりとしています
▲イラストレーターごとに描き下ろしアートを収録!
▲付属のPRカード。モノクロでかっこいい~!
さらにFFポータルでは発売に先駆け、アートブックに収録されているイラストとインタビューの一部を各イラストレーターのプロフィールとともにご紹介いたします!
「FINAL FANTASY TRADING CARD GAME ANNUAL 2018-2020 Original Illustration Art Book」商品情報はこちら
板鼻利幸
◆プロフィール
代表作は『ファイナルファンタジーIX』、『チョコボの不思議なダンジョン』、『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』など。最近はスマホアプリ『メビウス ファイナルファンタジー』のキャラクターデザインも担当。
◆『FFTCG』収録描き下ろし
・ファイナルファンタジーIX
・ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リング・オブ・フェイト
・メビウス ファイナルファンタジー
・FFTCGオリジナル マスコットキャラクター
◆アートブック収録インタビュー一部ご紹介
“ユーリィは姉弟想いな性格なので、双子のチェリンカを守る意思の現れとして戦闘中のシーンを描いています。ユーリィの種族であるクラヴァットは争いごとを好まない「温」の民なのですが、彼は物語の中で強くならざるを得ないところがあったのでそんな印象を与える絵をと。設定画ではないので、構図も背面から見ているような形で描いています―構図といえば、実はこのユーリィとクー・チャスペルの絵はお互い背中合わせになるセットの絵をイメージして描いていました。赤い月を背後にお互いの思惑がクロスするような構図で…僕の脳内だけですが(笑)。”
オグロアキラ
◆プロフィール
FFシリーズではニンテンドーDS版『ファイナルファンタジーIV』や『ファイナルファンタジーIV THE AFTER 月の帰還』、『ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士』にてキャラクターデザインを手掛ける。その他、『ファイナルファンタジーX』や「半熟英雄」シリーズにも携わる。
◆『FFTCG』収録描き下ろし
・ファイナルファンタジーIV
・ファイナルファンタジーIV THE AFTER 月の帰還
・ファイナルファンタジー レジェンズ 光と闇の戦士
◆アートブック収録インタビュー一部ご紹介
“海外のファッションショーを見たり、ファッション雑誌を読んだりして、参考にしています。アルバのスカートのシルエットも当時ファッションショーを見ていて、膨らんだシルエットのデザインにしようと思いつきました。あとは竜騎士の姿をしたバルバラに、裏が赤いハイヒールを履かせたりなどもそういったところからの発想でしたね。”
松田俊孝
◆プロフィール
FFシリーズでは『ファイナルファンタジーIX』でBGアート、『ファイナルファンタジーX-2』でコンセプトアートディレクター、『ファイナルファンタジーXIII』シリーズではメインアートデザイナーを務めたほか『キングダムハーツ』でアートを担当し、『ブラッド オブ バハムート』『ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウィング』『メビウス ファイナルファンタジー』ではアートディレクターを務めている。
◆『FFTCG』収録描き下ろし
・ファイナルファンタジー
・ファイナルファンタジーII
・ファイナルファンタジーIII
・ファイナルファンタジーV
・ファイナルファンタジーVI
・ファイナルファンタジーIX
・メビウス ファイナルファンタジー
・FFTCGオリジナル
◆アートブック収録インタビュー一部ご紹介
“実は『メビウスFF』で描き下ろしたときにやりたいことはやり切っていたのですが、今回また描き下ろすことになり、せっかくなので人間性を深く掘り下げてみようと考えました。表面上のきれいさについては『メビウスFF』の時はかなり意識していたのですが、今回はミンウの決意や仲間想いの性格、熱い男ということを表現しようと。また最後には、はかなく散って未来を託した、というイメージで光を当てています。私自身が心を動かされたキャラクターが躍動している雰囲気を出したかったんですね。このミンウは1日そこらで描き上げています。”
伊藤龍馬
◆プロフィール
FFシリーズでは『ファイナルファンタジーIX』『ファイナルファンタジーXII』などに携わり、『ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウィング』ではメインのキャラクターデザインを手掛ける。『クリスタル・ディフェンダーズ』『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』『ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア』でもキャラクターデザインを担当。
◆『FFTCG』収録描き下ろし
・ファイナルファンタジーXI
・ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウィング
・ファイナルファンタジータクティクスアドバンス
・ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア
◆アートブック収録インタビュー一部ご紹介
“背景にテーマカラーを敷いたポップなテイストに統一してみました。またキャラクターを描くにあたり、ゲーム中では普段見せないような、彼らの日常のひとコマを描けたら面白いかなと思っていました。急にカメラを向けられた時のような表情を切り取れないかと。特にイルーアについてはゲーム内ではかなりクールなキャラなので、思い切って柔らかく微笑んだ表情で描いてみたんですが、さすがに『FFTA2』チームの監修でリテイク指示があり、クールな印象を保つ形になりました。”
ロベルト・フェラーリ
◆プロフィール
FFシリーズでは『ファイナルファンタジー零式』『ファイナルファンタジーXV』『ディシディア ファイナルファンタジー』『ファイナルファンタジーVII リメイク』にて、キャラクターデザインを担当。FFシリーズ以外では『ラスト レムナント』『ソングサマナー』『ランページランドランカーズ』でもキャラクターデザインを手掛ける。
◆『FFTCG』収録描き下ろし
・ファイナルファンタジー零式
◆アートブック収録インタビュー一部ご紹介
“『FF零式』制作後は彼らを描く機会がなかったので、今回の企画はとてもありがたいお話でした。設定画はアルティマニア等で掲載はされたものの、顔のアップになる機会がなく、本当は拡大して細かいところも見て欲しいと思っていたので、その意味でも良いチャンスをいただけました。 クラサメは真面目で冷静なキャラなのですが、正義感や情熱をあわせ持っています。内に秘めている熱い心が、眼差しで伝わるように描きました。“
小池紅美子
◆プロフィール
FFシリーズでは『メビウス ファイナルファンタジー』にてジョブデザインや、妖精エコーのデザインを担当。FFシリーズの他にも『グランマルシェの迷宮』、『サガ スカーレット グレイス』のデザイン業務にも携わる。
◆『FFTCG』収録描き下ろし
・FFTCGオリジナル モンスター
・FFTCGオリジナル ジョブ
◆アートブック収録インタビュー一部ご紹介
“ボムは火山地帯に住んでいて、自爆も、「蛇の脱皮」くらいの感覚で日常の一部として起こっているんじゃないかと想像してみたり……、あとはとにかく顔を凶悪に描こうと思っていました(笑)。今回の描き下ろしの中では一番、自分の中のイメージをうまく表現できたかなと思っています。”
泉沢康久
◆プロフィール
FFシリーズでは『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム』や『小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』、『光と闇の姫君と世界征服の塔 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』にてメインキャラクターデザインを担当。『ワールド オブ ファイナルファンタジー』ではアートディレクターを務め、そのほか『ゼノギアス』や『サガ フロンティア2』にも携わる。
◆『FFTCG』収録描き下ろし
・ファイナルファンタジーVI
・ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム
・光と闇の姫君と世界征服の塔 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル
・ワールド オブ ファイナルファンタジー
◆アートブック収録インタビュー一部ご紹介
“アンデットセレブは自分がこれまで描いた中でもお気に入りのキャラクターで、『ワールド オブ ファイナルファンタジー』でもディレクターにお願いして、復活してもらったくらいです。当初は単なるボスキャラで、そこまで目立つキャラではなかったのですが、デザインを見たシナリオ担当がノリで追加セリフを書いたりして、セリフありのキャラに昇格したんです。開発内での評判も良かったですね。『WOFF』で復活したときはコンソールのスペックも上がって表現できることが増えたので、お墓にハートを足すなどのディテールを追加しています。今回の『FFTCG』向けの描き下ろしについてはさらに1枚のイラストということで、ヒビ割れや汚れなどのさらなるディテールを追加して描いています。”
上国料勇
◆プロフィール
FFシリーズでは「ファイナルファンタジーXIII」シリーズ3作でアートディレクターを務め、『ファイナルファンタジーX』や『ファイナルファンタジーXII』『ファイナルファンタジーXV』にも携わる。
◆『FFTCG』収録描き下ろし
・ファイナルファンタジーXII
◆アートブック収録インタビュー一部ご紹介
“ジャッジ・ガブラスは油彩のイメージで描いていて、自分のアナログ作品をスキャンしてテクスチャに使ったりしてアナログ感を出しています。『FFXII』は海外にもファンが多いので、今回のイラストに対して色々な国の方からメッセージをいただきました。そもそもジャッジ・ガブラスはイラストがあまり存在しないですし、複雑なデザインで描くのも難しいです。吉田さん(※吉田明彦さん:『FFXII』のメインキャラクターデザインなどを担当したクリエイター)特有の入り組んだ立体のデザインを捉えるのは大変ですが、今回のイラストのようにポイントさえ押さえればちゃんとガブラスに見えますよね。”
齋藤茜
◆プロフィール
FFシリーズでは『ワールド オブ ファイナルファンタジー』にてミラージュやガジェットのデザインに携わる。現在は『ドラゴンクエストX オンライン』にて背景アートをメインに担当。
◆『FFTCG』収録描き下ろし
ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム
◆アートブック収録インタビュー一部ご紹介
“ノルシュターレンは、原作をプレイした方ならわかるあの強烈な歌のシーンを描いています(笑)。あとは泉沢さんのインタビューでも語られていたのですが、ノルシュターレンと師匠のウァルトリールはカードではそれぞれ独立したイラストですが、実は一枚の絵になっています。当時はキャラカードと聞いて背景を白のままにしてしまったのですが、背景を担当するようになってうしろも描けばよかったと後悔していたんです。……なので、今回のインタビューを機に、この師弟コンビの一枚絵に背景を追加してみました!”
浅見瑠比
◆プロフィール
FFシリーズでは『メビウス ファイナルファンタジー』『チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!』にてキャラクターの衣装や装備のデザインを担当。FFシリーズ以外では『グランマルシェの迷宮』のアート制作にも携わる。
◆『FFTCG』収録描き下ろし
・メビウス ファイナルファンタジー
・FFTCGオリジナル ジョブ
◆アートブック収録インタビュー一部ご紹介
“「黒魔道士」も、最初のラフを板鼻さんに見せたところ「魔法使いであることは間違いないが、“黒”魔道士かどうかはこれだとわからない」ということだったので、FFシリーズの黒魔道士のデザインの特徴を調べてみました。『FFI』のドットのころから特徴的な黄色のさんかく帽子や、その後のシリーズで描かれたしましまズボンなど黒魔道士を感じる要素を散りばめました。FFのジョブはそれぞれ特徴的なシルエットやカラーリングがあって、そこがキーポイントなのかなと勉強になりました。“
小林元
◆プロフィール
グラフィッカー、デザイナー。『ファイナルファンタジー エクスプローラーズ』キャラクターデザイン、召喚獣デザインのほか『ファイナルファンタジーI・IIアドバンス』のパッケージイラストや『すばらしきこの世界』のキャラクターデザインなどに携わる。
◆『FFTCG』収録描き下ろし
・ファイナルファンタジー エクスプローラーズ
◆アートブック収録インタビュー一部ご紹介
“(召喚獣アマテラスとフェンリルについて)今回、自由に好きなように描いてよいとの事でしたので、今までの『FFTCG』にはあまり無いテイストを狙って、アニメ撮影のような、エフェクトや被写界深度を使って、動きを感じる、臨場感のある絵を目指してみましたので、そういう「効果」部分とか見てもらえれば面白いかなと思います。”
直良有祐
◆プロフィール
ゲームクリエイター、イラストレーター。『FFVI』からFFシリーズに携わり、以降『FFVII』、『FFVIII』、『FFX』、『FFXV』など数多くのタイトルでアートディレクターを務めている。
◆『FFTCG』収録描き下ろし
・ファイナルファンタジーXI
◆アートブック収録インタビュー一部ご紹介
“(エシャンタールは)皆を導くような雰囲気を出せればいいなと思い描きました。別のキャラでもやっているのですが、こっそりタイトルロゴのカラーを取り入れています。(FFTCGは)去年、アメリカのイベントで実際にプレイして下さっている皆さんを観る機会がありましたが、あんなに熱っぽく遊んでおられる様子はよく覚えています。手に取ってコレクションに加えてもらえると嬉しいです。“
以上、アートブックに収録されているイラストとインタビューのごく一部をご紹介いたしました。
この他のイラストやインタビューのすべては「FINAL FANTASY TRADING CARD GAME ANNUAL 2018-2020 Original Illustration Art Book」内でぜひご確認ください!
商品情報
FINAL FANTASY TRADING CARD GAME ANNUAL 2018-2020 Original Illustration Art Book
『ファイナルファンタジートレーディングカードゲーム』のために描き下ろされた珠玉のイラストを収めたアートブックが登場!
「Opus IV」から「Opus XII ~クリスタルの目覚め~」までに収録されたすべての『FFTCG』描き下ろしカードイラストと全国大会「MASTERS」のために描かれた描き下ろしビジュアルを掲載!
さらに「ファイナルファンタジーポータルサイト」にて好評を博した総勢12名のイラストレーターへのインタビューを再編集してお届けするほか、2018年、2019年の「World Championship」の結果もあわせて掲載。
総数約100点の美麗なイラストとともに『FFTCG』の軌跡をたどるメモリアルなアートブックとなっています。
また、本書には伊藤龍馬さんが全国大会「MASTERS 2018」のために描き下ろしたメインビジュアルを使用したPRカード【PR-085】《Clan Gully》の英語版フルアート仕様のカードが3枚付属!
ルッソ、アデル、ハーディ、ガリークランのシドの4名が勢ぞろいする、『FFTA2』デッキを組むならぜひ採用してみたいゲーム終盤に真価を発揮するパワフルな光属性のフォワードです。
・価格:4,180円(税込)
・発売日:2020年12月11日(金)
・判型:A4判フルカラー
・ソフトカバー
・144ページ
FFTCGとは?
ファイナルファンタジーシリーズに登場するキャラクターや召喚獣を駆使して、1対1で対戦するカードゲーム。お馴染みのキャラクターのカードを集めるコレクションとしての要素だけでなく、ルールはシンプルながら奥の深いゲーム性による、カードゲームとしての面白さが最大の魅力。
公式イラストレーターによる描き下ろしイラストも大好評!