
6月13日にいよいよ発売となる『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』。
ここではその発売に先駆けて、全16回に渡り収録カードを紹介していきます!
今回カードになった様々なキャラクターやシーンなどを「ファイナルファンタジー」シリーズのゲーム内容とともにご紹介。
第10回となる今回は、『ファイナルファンタジーX』から3枚のカードを紹介いたします!




まず紹介するのは『FFX』の主人公の一人、召喚士であるユウナのカードです。
「FF」シリーズでは召喚獣と呼ばれる強力なモンスターを呼び出し戦う召喚士という職業が登場します。メインセットに収録の「スピラの希望、ユウナ」と統率者デッキに収録される「大召喚士、ユウナ」、2種類のカードがありますが、どちらも召喚獣を喚び出し共に戦う様子が表現されています。




『FFX』のゲーム中でユウナが召喚することのできる召喚獣の一体がバハムートです。
強力な力を持った召喚獣は、喚び出された後しばらくバトルを行い、最後には最大の攻撃で相手を打倒し帰還していきます。カードではそのサイクルが表現されています。


今回紹介したカードは「FF」シリーズに登場する召喚士と召喚獣の関係性が表現された物です。召喚士の力があれば、召喚獣は何度でも喚び出して戦うことができる強力な相棒なのです。ぜひゲームでもその力を感じてみていただけたらと思います!
「スピラの希望、ユウナ」、「大召喚士、ユウナ」、「召喚:バハムート」について「マジック:ザ・ギャザリング」プリンシパル・ナラティブゲームデザイナーのディロン・ドゥヴネイさんよりコメントをいただきました。
<スピラの希望、ユウナ><大召喚士、ユウナ>
ユウナに関しては、どちらのカードも彼女の召喚士としての能力に焦点を当てたいと考えたんだ。メインセットに登場するユウナのカードでは、彼女がヴァルファーレを召喚し、優しく抱きしめる姿を描くことで、彼女らの関係性が見て取れるものになっている。ヴァルファーレは若き召喚士であるユウナの能力に欠かせない存在であり、彼女の初めての召喚獣でもあるから、絶対にユウナとヴァルファーレは一緒に描きたいと思ったんだ!
一方で、統率者デッキに収録されるユウナのカードに関しては、彼女が魔法を唱えている際中だったから、フレーバーも更に幅広い選択肢があると思った。このデザインはゲームのスクリーンショットから着想を得たんだ。ユウナが魔法を唱えるときにオーラが発生したり、戦闘や異界送りで杖を振ったりするところを見てね。ユウナの人となりだったり、ユウナができることについて、多くのことを語ってくれる1枚だと思う。
<召喚:バハムート>
初めて『ファイナルファンタジーX』をプレイしてバハムートを目にした時、とにかく度肝を抜かれたのを覚えているよ。これ以上かっこいいものなんて、想像すらできないくらいだからね!正直言って、今もそれは変わってないよ!早い段階から、このバハムートをアートとして描写するべきだと決めていた。このアートの指示書を書いたナラティブ・デザイナーのニック・マーカンテルは大のバハムートファンなんだ!彼はアーティストへの依頼をする際、バハムートの魅力をすべて詳細に伝えてくれた。そして、担当アーティストであるアリフ・ウィジャヤが素晴らしいアートに仕上げてくれたから、ゲーム原作のムービーに負けないくらいのかっこよさが伝わるはずだ(と私は思っている)。このカードは本当に特別な1枚だ。みんなが手に入れてくれることを願うよ!
6月6日(金)からは全国のマジック公認店舗でプレリリース(先行体験会)と先行販売が始まります。
そして6月13日には一般販売が開始されます。
それまでの間、「ファイナルファンタジー」シリーズの世界にも触れてみてはいかがでしょうか?
ファイナルファンタジーX|X-2 HD Remaster公式サイト
◆『ファイナルファンタジーX』
大いなる脅威『シン』に人々がおびえて暮らす、死の螺旋にとらわれた世界スピラ。民はエボン寺院に心のよりどころを求め、召喚士たちは「命と引きかえに発動する究極召喚こそ『シン』を倒す唯一の手段」とする寺院の教えを信じ、スピラに平穏をもたらすべく旅に出る。究極召喚でも『シン』は完全には死なず、一定の期間を経て復活するが、それでも『シン』の出現しない時期――ナギ節は、人々の心につかの間の安息を与えていた。
ビサイド村の少女ユウナも、ナギ節をもたらそうと決意した召喚士のひとりだった。異世界ザナルカンドからスピラへと迷いこみ彼女と出会った少年ティーダは、見知らぬ世界にとまどいながらも、召喚士を守る「ガード」としてユウナに同行する。『シン』に立ち向かう討伐隊の壊滅、明かされる『シン』の正体、そして寺院の裏切り――旅のなか、衝撃の出来事が幾度となくティーダたちを襲うが、彼らはそれを乗り越え、自分たちの物語をつむごうとする。
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