世界中で遊ばれている『ファイナルファンタジートレーディングカードゲーム』、略して『FFTCG』。
3月24日(金)に発売される最新弾「悪夢より来たる(From Nightmares)」のカード4枚を、FFポータルで先行公開いたします!
今回も『FFTCG』のプロデューサーの景山さんよりご紹介いただきつつ、各イラスト担当からもコメントをいただきましたので合わせてご紹介いたします!
「悪夢より来たる」カードプレビュー!
皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。毎回『FFTCG』の新セットの発売が近づくたびにこちらへお邪魔していますが、今回は3月24日発売予定の最新ブースターパック『悪夢より来たる』の新カードを紹介させていただきます。紹介するのは伊藤龍馬さんと浅見瑠比さんによる描き下ろしのカードです。お2人とも2枚ずつの紹介になりますが、どちらも『兄弟』が共通するテーマになっています。それではまず伊藤龍馬さんの描き下ろしから見ていきましょう。
伊藤龍馬さんには『ファイナルファンタジーXII』の登場キャラクター、【19-036L】ヴェインと【19-100C】ラーサーを描いていただきました。アルケイディア帝国皇帝グラミスの息子たる2人です。まずはカードのイラストをご覧ください。描き下ろしですのでフルアートのカードも存在します。フレームがないことでよりイラストの迫力を感じられるかと思います。
【19-036L】ヴェイン
【19-100C】ラーサー
続いていつものように『FFTCG』のカードとしての彼らの能力を紹介していきましょう。まず兄である【19-036L】ヴェインですが、初めて風属性のフォワードとして登場します。コスト4でパワー8000はよく見る基準値ですが、アビリティはかなり新しいものとなっています。ヴェインは2つのオートアビリティを備えていますが、ヴェイン自体には特に影響を与えません。このカードはキーワードアビリティ「デジョン」によってゲームから除外されているカードに影響を与えます。
手札にある「デジョン」を持つカードはコストを支払って指定された数のデジョンカウンターが置かれた状態でゲームから除外することができ、毎ターンデジョンカウンターが1つ取り除かれ、すべてのカウンターがなくなったらフィールドに出ることができます。ヴェインはフィールドに出たときかあなたの第1メインフェイズの開始時にデジョンカウンターを取り除くことができます。つまり「デジョン」によって除外されているカードの登場を早めることができるのです。
さらに、プレイヤーを問わずカードからデジョンカウンターが取り除かれるとカードを1枚引くことができます。これは1ターンに1回しか発動しませんが、相手のターンでも発動しうることを考えれば十分だと言えるでしょう。
続いてもう1人の【19-100C】ラーサーを見ていきます。コスト2のバックアップで使いやすいうえに2つのアビリティを持ちます。1つ目はフィールドに出たときのオートアビリティで、手札を1枚捨てると【カテゴリ(XII)】のフォワードをサーチすることができます。不要なカードが強力なカードに入れ替わるのです。
2つ目はアクションアビリティで、水のCPを1つ支払いダルにしてラーサーをブレイクゾーンに置くと、選んだフォワードに次に与えられるダメージを2000減らすことができます。2000ダメージ減るのはわりと大きく、ラーサーのアビリティを使用できる状態で構えていると対戦相手もうかつに攻め込むことはできません。また、このアビリティによりラーサーがフィールドからいなくなるので、新たな【19-100C】ラーサーを出せばまたフォワードをサーチすることもできる優秀なバックアップです。
【イラスト担当:伊藤龍馬】
ラーサーとヴェイン、同時の依頼だったので、兄弟ではあるのですが生き様を踏まえて青基調、赤基調での対比で塗りを仕上げました。このイラストもひとりでも多くのひとに気に入ってもらえたらと思っています。とても好きなキャラクターたちなので、多くの『FFTCG』プレイヤーたちのデッキで活躍して欲しいと願っています。
次は浅見さんの描き下ろしの紹介になります。浅見さんには『ファイナルファンタジーVI』に登場する兄弟を描いていただきました。【19-003R】エドガーと【19-010H】マッシュになります。この双子のイラストは向いている方向、背景などが対になっていますのでぜひフルアートで並べてみてください。
【19-003R】エドガー
【19-010H】マッシュ
さて、それでは例によってカードのアビリティを見ていきましょう。【19-003R】エドガーはコスト2のバックアップで、アクションアビリティとスペシャルアビリティを1つずつ持ちます。アクションアビリティは火のCP1つを含む3CPとダル、そしてエドガーをブレイクゾーンに置くことで、ブレイクゾーンにあるコスト4以下の【カード名(マッシュ)】をフィールドに出すことができる、兄弟の絆を感じさせるアビリティとなっています。
もう1つのスペシャルアビリティ「オートボウガン」は最大3体までのフォワードに5000ダメージを与えます。コストも同名カードを捨てて自身をダルにするだけなので使いやすく、ほかのダメージを与える手段とうまく合わせていけば複数のフォワードをブレイクすることも難しくありません。
続いて弟の【19-010H】マッシュを見ていきます。マッシュはコスト4でパワー8000のフォワードで、自身をキャストするためのコストを減らすフィールドアビリティと、対戦相手のフォワードにダメージを与えるオートアビリティを持っています。コストを減らすほうは【カテゴリ(VI)】のキャラクターを4体以上コントロールしていると2減るというものです。4体というとかなり多い気もしますが、先ほどの【19-003R】エドガーなどのバックアップを駆使すれば無理な相談ではありません。また、コストが減らない場合でも元のコストが4であればそれほど苦労することはないでしょう。
オートアビリティはフィールドに出たとき、このターン中にあなたのフィールドからブレイクゾーンに置かれた【カテゴリ(VI)】のキャラクターと同じ数までのフォワードそれぞれに8000ダメージを与えることができます。さて、ここで先ほどの【19-003R】エドガーを思い出してみましょう。エドガーをブレイクゾーンに置くことでマッシュをフィールドに出せば、確実に1体に8000ダメージを与えることができます。もちろん戦況によってはそれ以上の数の【カテゴリ(VI)】のキャラクターがブレイクゾーンに置かれているかもしれません。その場合はかなりの脅威としてフィールドに舞い戻ってくるでしょう。
【イラスト担当:浅見瑠比】
『ファイナルファンタジーVI』は私が初めてプレイしたFFタイトルです。プレイ当時のことをいろいろ思い出しながら描きました。この兄弟の有名なイベントは大人になってからより胸に刺さります。
ゲーム内ではドットと顔グラしかなかったキャラクターなので、2人の見た目の解釈はプレイヤーそれぞれちょっとずつ違うはず。発売当時のイラスト素材を参考に印象は大切にしつつ、あのドット絵からなる私なりの解釈を乗せたデザインに仕上げました。
今回も4枚のカードを紹介させていただきました。これらのカードが収録されている3月24日発売のブースターパック「悪夢より来たる」をよろしくお願いいたします。
「悪夢より来たる(From Nightmares)」の詳細はこちらから!
FFTCGとは?
ファイナルファンタジーシリーズに登場するキャラクターや召喚獣を駆使して、1対1で対戦するカードゲーム。お馴染みのキャラクターのカードを集めるコレクションとしての要素だけでなく、ルールはシンプルながら奥の深いゲーム性による、カードゲームとしての面白さが最大の魅力。
公式イラストレーターによる描き下ろしイラストも大好評!